看護師って退職金いくらもらえるの?
看護師の皆さん退職金について考えたことありますか?退職するときに、どのくらいもらえるのかなって思うくらいで、普段からあまり考えませんよね。
退職金は必ずもらえるものって思い込みしてませんか?
今回は退職金について解説していきます。
退職金とは
退職金は、企業から退職者へ、長年の勤務をねぎらう意味で支払われる給付金です。
退職金制度は、すべての会社に福利厚生として義務付けられたものではありません。
就業規則で定められていないかぎり、会社が退職金を支払わなくても、違法にはならないのです。
退職金の種類
退職一時金制度
退職する時に支給されるもので、多くの場合「退職金」とは「退職一時金制度」のことを指します。
企業年金制度
退職時ではなく、後に年金として支払われるものです。
退職一時金と併用している企業もあります。
前払い制度
退職時ではなく、決まった金額を月々のお給料や賞与に上乗せして支払われるものです。
退職金は一般的にもらえるもの?
厚生労働省の調査によると、退職金制度ありの企業は70%程度、退職金制度なしの企業は30%程度です。すべての企業で退職金制度があるわけではないのです。
そして医療福祉業界で退職金制度があるのは、50%程度です。
この結果はどの業種の中でも一番低い割合になっており、医療福祉業界で働く人は退職金がもらえない人が多いのです。
自分の勤務先に退職金制度があるか確認しよう
「就業規則」に載っているので、確認してみて下さい。就業規則の冊子がどこにあるのか知らないという方は先輩に何気なく聞いてみると良いでしょう。
一番良いのは最初から知っておくことです。転職するときは退職金制度があるか確認しておきましょう。入職するのに退職金のことを聞くのはちょっと・・・って思いますよね。転職アドバイザーに代わりに聞いてもらうようにしましょう。
退職金制度ありでももらえない場合がある
退職金がもらえる条件というのが多くの場合あります。
ex)
- 勤続年数3年未満
- 非常勤やパート
上記の場合は退職金がもらえないことが多いので、2年半で退職しようと考えている人は3年まで働けば退職金がもらえるかもしれないので、退職する時期を再度考え直した方が良いです。
退職金制度ありの場合が多い職場の特徴
- 大学病院や市民病院、総合病院等大きな病院
- 職員の人数が多い
- 福利厚生が充実している美容クリニック
- クリニック、デイサービス、訪問看護ステーション等複数の部門がある
勤続年数別、看護師の退職金の平均
3年 :20万円~30万円
5年 :50万円~100万円
10年 :200万円~400万円
よく使われる退職金計算方
①基本給×勤続年数
②毎年固定の金額×勤続年数
③勤続年数により退職金が固定されている
まとめ
長く働くことを考えているなら転職する際は必ず退職金制度があるのか、どういう条件でもらえるのか、どの程度もらえるのか把握しておきましょう。求人情報では退職金のあり・なしくらいはわかるかもしれませんが、詳細はわかりません。デリケートな内容なので、転職アドバイザーに確認してもらい、教えてもらいましょう。
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