1年目の新人ナースが辞めるとどうなる?【転職可能だけどデメリットも大きい】

看護学生・新卒, 看護師転職

前回、「新人ナースが早く辞めないための5つの覚悟【理想と現実のギャップに注意】」という記事を書きましたが、いくら覚悟していても毎日辛くてたまらない。精神的に限界で辞めたいって悩んでいる新人ナースさんたくさんみえると思います。

わたしもやはり1年目が1番しんどくて、毎晩一人で泣いていた時期がありました。辞めたかったけど、後々のことを考えると退職に踏み切ることはできず、耐えるという選択をしました。

結論:1年目でも就職先は見つかる!ただし、不利になる場合も多く、転職成功させるのには難あり

1年目から辞めたいナースはたくさんいる

離職率新卒看護師の離職率は7.5%以上と、ほぼ横ばいの状態が続いています。毎年、新人看護師の約13人に1人が1年未満で離職していることになります。勤続2年目の看護師も加えると離職率は14%を超えると言われています。  

辞めたい理由

  • 職場の人間関係が悪い
  • 業務が忙しすぎる
  • 残業時間が長い、サービス残業させられる
  • 命を預かる仕事のため責任が重い
  • 研修・勉強会が多く、休みが少ない
  • 帰宅後も勉強しなければならず身体が休まらない

1年目で辞めるメリット

元気になれる

我慢して毎日働いていれば身体も心もボロボロになっていき、気づいたときにはうつ病になってしまいます。うつになると回復するのは簡単ではありません。もしかしたら命を落とす選択してしまうかもしれません。そうならないために、辞める選択をした方が良いに決まってます。あなたの健康が一番大切なので、どうか無理はしないで辞める決断をして下さい。

資格があれば看護師を続けられる

1年目で退職しても、看護師を辞めるということにはならないので、また就職することができます。しばらくお休みしても、資格があれば大丈夫なので、安心です。どこでも病院や施設は人手不足なので、仕事先はいくらでも見つかります。資格職って強いです!

「第二新卒」扱いになる

1年目で辞めれば、次の就職先で第二新卒扱いとなり、新人教育や研修を受けられることが多いので、知識や経験が浅くても安心できます。

わからないことを気兼ねなく聞くことができる

経験年数が長い中途で入職すると、知っていて当然という空気があり、聞きずらいことがあります。1年目で辞めれば経験が浅いため、気兼ねなく聞くことができるし、周りも新人として1から教えてくれます。

興味のある分野を見つけて楽しく仕事できる

勤務歴が長くなると新しいことにも挑戦しにくくなり、いろんな仕事を試してみるハードルが上がってしまい、転職に踏み切れなくなります。
早い段階で転職を経験することで、自分がどの分野に興味があるのかはっきり見えてくるので、自分に合う仕事が見つかりやすくなり、毎日楽しく働くことができるようになります。

1年目で辞めるデメリット

就職先の選択肢が狭まる

1年目で辞めると少し実務経験があっても1から教育が必要なため、年度途中では受け入れ体制が整っていない病院があります。また、求人の募集条件でも、実務経験3年以上等条件ありの場合があります。

1年目で辞めたことが不利になる

1年目で辞めるとやはり印象は良くありません。面接ではほぼ理由を聞かれますし、採用してもまたすぐに辞めそうと考えられてしまう場合があります。やはり「とりあえず3年」と考える方も多く、1年目で辞めることはマイナスの評価を与えやすいです。 

新しいことをまた1から覚えなければならない

実務経験があってから転職すると、応用が利くので新しい職場でもすぐに覚えられて、即戦力になれます。1年目で辞めると今までの経験はほとんど役に立たないので、1から覚えなければならないので時間がかかります。

1年目で辞めるべきかよく考えてみよう

1年目でも転職は可能ですが、やはりデメリットは大きく、将来後悔することがあるかもしれません。転職することで悩みが解決するのか、プラスになるのかよく考えて下さい。わたしも1年目から辞めたくてしょうがなかったのですが、4年間耐えて良かったと思っています。病棟経験があれば信頼され、内定をもらいやすくなるからです。今辞めたくてたまらなくても、時間が経てば慣れていき、だんだん辛さが減っていったという人も多いです。まずは一人で悩まず、信頼できる人に相談しましょう。

まとめ

1年目で辞めることは一大決心と言えます。しかし、本当に辛くて、食事が摂れなくなっていたり、痩せてきたり、睡眠できなくなっているのであればすでにうつ病になってしまっているかもしれません。その場合は即今の仕事をやめましょう。あなたの健康が第一です!まずはあなたが元気になってから次のことを考えましょう。

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