病棟を退職したときの筆者の体験談

看護師転職

病棟を退職するとき、けっこう大変だったので、体験談として記事にしました。参考までに読んで頂けたらと思います。

退職しようと思った時期

実は最初から4年間働いたらやめようと思っていました。3年間は奨学金のために(その前にやめると返済しなければならなかった。)4年目プリセプターとして学んでからの方が後に良いだろうと思い、4年間は何とか我慢して働こう。でもあまりにも耐えられなかったらいつでもやめていいんだって自分にいい聞かせて働いていました。

退職しようと思った理由

最初は漠然と、自分に病棟勤務は向いていないと思っていました。そもそも看護師としてやっていけるのか全く自信がなく、急性器の忙しい病棟なんて無理だなと感じていました。

実際に働いてみて、新人の頃はかなり苦労しました。社会人としての常識もなかったので、先輩たちへもどう接したら良いのかわからず、いろんな先輩たちを怖い怖いと思っていました。
人間関係はかなり悩みましたが、徐々に慣れてゆき、ストレスに感じることも少なくなりました。

やめたいと思った理由の1番は夜勤です。
60床を4人で、2つのチームで分け、30床を2人でみていました。
看護師ではない人からは夜勤は何もしなくていいから楽なのでは?と言われましたが、やることだらけでした。
休む暇もない、時間に追われる、なのにナースコール対応ばかりしなければならない。
当時は看護助手やヘルパーもいなかったので、介護も看護師の仕事でした。
2交代勤務だと、夜勤の時間は16時間、仮眠の時間は2時間となっていましたが、そんなに取れないし、短すぎて眠ることもできませんでした。
急性器の病棟なので常に新しい患者さんばかりで、夜勤前の情報収集に時間はかかる、夕食前後薬、眠前薬のダブルチェック、日勤者からの申し送りで、1時間前には来て、それらを済ませなければならなかった。
あまりに忙しいと残業もしていたので、18~20時間はぶっ通しでした。
身体が丈夫な方ではないので、体調はしょっちゅう崩していたし、夜勤帯は時間がなくてあまり食べられなかったので4年間でだいぶ痩せてしまいました。
続けていたら死んでしまうと思いました。

退職を看護師長に相談したタイミング

あまり覚えていませんが、定期的に看護師長と面談する機会が設けられていました。3年目の3月に面談をしたときに、4年目はプリセプターとしてがんばりますと意志表明をしたと同時に、そのあとは退職させて頂きますと伝えました。

納得させられる退職理由

夜勤が嫌だから、なんてことはもちろん言いませんでした。
実家に帰って、祖母の面倒を母と一緒にみたいからと言いました。父母も仕事をしているので私も力になりたいんです。と。(祖母は介護が必要な状態ではなく、元気でした、ごめんなさい)

看護師長と看護部長とそれぞれ面談

師長と何回か面談させられ、最後に看護部長と面談させられました。
せっかく育てたのにやめられてしまっては困るのでしょう、引き止められました。
実家から通えばいいのでは、と言われましたが、実家のすぐ近くに○○病院があるので、そこに勤めたいと思っていますと答えました。
他にもいろいろ聞かれたり、言われたりしましたが、はっきりと覚えていません。

やめるという意志が強くないと退職できない

引き止められて、時期を何度も伸ばした友達もいました。
はっきりと退職意志を伝えることができない、また、強い意志を持っていないと流されてしまい、なかなか退職できないでしょう。

実際に退職してから

嘘にならないように、まずは実家に戻りました。
しかし、祖母は元気だし、実家近くの○○病院へ就職もしませんでした。
もちろんそんなことは言わなきゃばれません。
しばらく実家でのんびりしてから転職活動をして、実家を出て、職場近くで一人暮らしを開始しました。

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Posted by 望未市