臨月ってどう過ごしたらいいの?【注意点】
いよいよ出産間近、いつ何が起こるか不安ですよね。何に注意をして過ごしたら良いか今回は解説していきます。
臨月とは
一般的には出産予定日までの1ヶ月間を指します(36週~40週)が、医療用語ではありません。「いつ赤ちゃんが生まれても大丈夫」という「正期産」は37週から41週までなので少し違います。
身体の変化
子宮口が開き始め、子宮頸管が短くなる
子宮口が1~2㎝程度開いている段階では、あまり自覚症状がない場合が多いです。子宮頸管は腟とつながっていて、赤ちゃんが出産のときに通るため、だんだんと軟らかくなります。また赤ちゃんも次第に下がってくるので、子宮下部が赤ちゃんの頭で押され、子宮頸管が短くなっていきます。この時期は週に1回の検診となり、子宮口や子宮頸管の長さ・柔らかさを診て、どのくらい出産に近づいているのか確認します。
羊水量が減る
妊娠30週の頃800ml程度とピークだった羊水量が500mlと減っていきます。
食欲が増す
赤ちゃんが下の方に下がることで子宮底の位置も下がります。今まで胃が圧迫されて食欲がなくなった人は食欲が増えてくる場合が多いです。
頻尿になる
赤ちゃんが下の方に下がることで膀胱がさらに圧迫され、これまでも頻尿だったかもしれませんが、さらに頻尿になる場合が多いです。
おりものが増加する
出産のときに潤滑油の働きをする腟の分泌物が増加するためおりもの量が増加します。
腰痛・股関節痛がひどくなる
大きくなったおなかを支えようと無意識に、腰に負担がかかる姿勢をとってしまうために腰痛がひどくなります。
また、骨盤の間隔が緩くなり関節にひずみを起こすことで股関節痛もひどく感じることが多いでしょう。
睡眠不足
出産後の約3時間おきの授乳に向けて変化してくるので、眠りが浅くなる傾向にあります。さらに、臨月になると膀胱が圧迫されることで頻尿になるため、夜、目が覚めやすくなります。
過ごし方・注意点
体重管理
食欲が増え、もうすぐ出産だからもういいだろうと気が緩んで食べ過ぎてしまう可能性がありますが、産道に脂肪がつく、また、赤ちゃんが大きくなりすぎると、難産となってしまうためくれぐれも注意して下さい。
運動は継続OK
無理のない範囲で体を動かした方が良いです。ウォーキングをはじめ、マタニティヨガやマタニティビクスなどのエクササイズは、お産直前まで行うことができます。お腹が大きくなっているため、くれぐれも無理はしないように注意して下さい。医師から安静にするように指導されている場合は従いましょう。
骨盤ベルトを装着する
歩くだけで腰や股関節が痛いとなるべく動かないようにとしてしまいがちですが、骨盤ベルトを装着すると痛みが和らぐ場合があるので試してみて下さい。
なるべく睡眠を確保する
睡眠不足となっていることと思いますが、出産後は授乳のため、さらに睡眠不足となっていきます。今のうちに身体を休めた方が良いでしょう。上手くお昼寝を活用してみて下さい。
遠出は避ける、万が一に備える
いつ陣痛や破水が起こってもおかしくない状態なので旅行はもちろん、遠出も避けた方が良いです。外出するときは母子手帳を持ち歩くことと、急な破水に備えて夜用ナプキンとタオルも持っていた方が安心です。
入院準備を完了させる
まだ入院準備ができていない人はすぐに準備しましょう。
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病院へ連絡するタイミングや移動手段を確認する
病院からどういう状態になったら連絡をすると説明を受けているはずなので今一度確認しておきましょう。連絡先も必ずスマホに登録し、家族の目に付くところにメモを書いておくのも良いでしょう。移動手段も家族と確認し合っておきましょう。
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まとめ
いよいよ赤ちゃんと会えますね。不安や恐怖感もいっぱいあると思いますが、赤ちゃんと会えることを楽しみに残りのマタニティライフを穏やかに過ごして下さい。元気な赤ちゃんが生まれてくることを祈っています☆彡