透析クリニックの看護ってどんな仕事?
透析者は年々増加しており、今後も需要が大きいため、透析クリニックの看護師の求人も最近多くみられ、給与も上がってきています。特に都市部では高待遇、高給与で看護師の募集がされているところがあります。透析クリニックで働くには専門的な知識・技術が必要で、転職するには敷居が高いように思えますが、実際どうなんでしょうか?本記事で解説していきます!
透析看護とは
血液をろ過して体内に戻す人工透析が必要な患者さんに透析治療が行えるよう看護します。医師・臨床工学技士と共にチームで行います。
透析看護師の仕事内容透析準備
- 透析患者への穿刺
- 機械操作
- 抜針・止血
- 透析中のバイタルサイン・全身状態チェック
- トラブル対処
- 患者指導
透析看護の特徴
専門性が高い
透析に関わる知識、機械操作をするための技術を一から勉強する必要性があるため、最初は大変です。しかし、未経験OKで教育・研修に力を入れているところがたくさんありますし、一度覚えてしまえばルーティン作業でこなせる、臨床工学士もいるので教えてもらえます。
チーム医療
患者さんの急変を防ぐためにチームで連携することが重要となります。モニターやフィジカルアセスメントを通して患者の状態を細かくチェックし、チーム全体で情報を共有するできるよう、スタッフ同士の関りは他部門より密です。
患者との関りが難しい
透析を長年していて医療従事者並みに知識が高い年配患者さんが多くみえるため、あいまいな知識だと指摘されたり、シャント穿刺についてもトラブルが起こりやすい。週3回通っている人がほとんどなので頻繁に顔を合わせなければならないし、長年の透析は患者さんにとって大きな負担となっているので、イライラしている場合も多いので、コミュニケーション能力が求められます。
透析看護のメリット
- 透析に関する専門的知識・技術が身に付く
- 業務内容がルーティン化されている
- 日・祝日が休みな場合が多い
- 残業がほとんどない
- 日勤のみで働ける
- 夜勤があっても準夜のみ(深夜はなし)
- 子育てとの両立がしやすい
- 高待遇、高給与の募集が比較的多い
透析看護のデメリット
- 専門性は身に付くが幅広い医療知識・看護技術は身につかない
- シャント穿刺が難しい
- 患者さんとの関りに精神的ストレスが大きい
- 体外循環という特殊治療で急変リスクが高い急変や血圧低下、止血完了できない等トラブルがあると残業が必要
透析看護に向いている人
- 人工透析に興味があって専門性を高めたい人
- 基本的に日勤の仕事で働きたい人
- 仕事とプライベートを両立させたい人
- ルーティン化された業務をしたい人
- 長い期間を通してじっくり患者さんと関わりたい人
まとめ
機械操作やシャント穿刺等、特殊な知識・技術が必要ですが、一度覚えてしまえば以外と楽に働けます。透析看護で一番難しいところは患者さんとの関りといえますが、その分コミュニケーション能力は高まっていきます。今後も透析クリニックはどんどん増えていくので、透析看護の経験は将来的に有利になると考えられるので、挑戦してみる価値は高いです!転職する際検討してみて下さい。
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