母乳での授乳期に食べて良い物・悪い物

出産・育児

妊娠中食べてはいけないといろいろ制限してきましたよね。出産したらもう食べたり・飲んだりしていいかな?と思っている方、残念ながら妊娠中食べていけない物は基本的に、産後も食べてはいけません。

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本記事で解説していきます!

なぜ食事に気を付けなければならないのか

出産後は著しく体力が低下し、ホルモンバランスが乱れています。そして、赤ちゃん中心の生活へと切り替わり、なかなか身体は休まりません。また、出産時に出血しており、どの程度かは人それぞれですが、貧血気味になっています。母乳はママの血液から作られており、赤ちゃんにとって栄養と免疫をもらう大事な食事です。母体が健康でなければ、母乳を充分に与えることができません。母乳を与えることは、子宮の収縮・回復の役目も果たします。
生後6か月まで母乳を与えることが理想とされていますので、この期間は特に良い食事を摂り、赤ちゃんに元気に育ってもらいましょう。食べた物がそのまま赤ちゃんに影響すると考えましょう。

控えた方が良い食べ物

アルコール

妊娠中NGであったアルコールは引き続き絶対にNG!ビール1本を飲んでしまった場合、母乳にアルコールが移行するので、飲酒後2時間は授乳を避け、その間の母乳は搾乳し廃棄します。  体内にアルコールがある間に作られた母乳にはアルコールが含まれるので、搾乳し捨てなければなりません。飲み過ぎてしまった場合は、一日授乳を控えなければなりません。

カフェイン

赤ちゃんがカフェインを摂ると情緒不安定になり、泣く回数が増える、寝つきが悪くなるなどの症状が現れることもあります。
控えることが望ましいのですが、どうしても飲みたい場合は、1日1〜2杯程度までとし、授乳後に飲むようにしましょう。

生もの

生肉・生魚・生卵は妊娠中我慢していて、出産したら食べるぞ!と思っている妊婦さん多いかと思いますが、あまりおすすめできません。出産後も免疫力は低下しているので、通常よりも食中毒を起こしやすいです。母体が細菌感染しても、母乳から赤ちゃんへ感染することはないのですが、母乳の出が悪くなる可能性があるからです。食べるときは注意して下さい。

その他

身体を冷やす食べ物、生野菜やフルーツ、アイスクリーム等も食べる際は注意しましょう。妊娠中同様冷えは対敵です!身体を冷やすと言われている白砂糖を使用した、洋菓子やチョコレート、甘い飲み物も控える必要があります。  
油分の多い揚げ物や肉類は、血液の流れを悪くします。スナック菓子は、油であげているものが多いうえ、塩分や添加物も多く含まれているので控えた方が良いでしょう。

母乳に良い食べ物

基本的には妊娠中同様、バランスの摂れた食事が良いです。
「鉄分」「葉酸」「カルシウム」「DHA」 が不足しがちなので、ひじき、納豆、ほうれん草、レバー、モロヘイヤ、小松菜、しらす、ブロッコリー、枝豆 が良いとされます。
また、血液の流れを良くするために和食中心、身体を温めるために、大根、ゴボウ、ネギ、生姜が良いとされます。水分も多く必要とされるのでスープを取り入れるのも良いでしょう。

ストレスを溜め込まない

妊娠中に引き続いて食事に気を付けなくてはならなくて、ストレスに感じてしまうこともありますよね。そういうときは我慢せずに好きな物を食べましょう。完全に母乳にしなければならないわけではないので、ミルクを与えても良いのです。母乳を冷凍保存させておくこともできるのです。ストレスは母体にも赤ちゃんにも悪影響なので、気分転換しながら母乳を与えるようにしましょう。

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Posted by 望未市