妊娠後期の身体の変化・注意点
妊娠後期とは
妊娠8ヶ月(28週)~10ヶ月(39週)の3ヶ月間
身体の変化
- お腹がますます大きくなり、足元も見えなくなってくる
- 子宮の先端がみぞおちあたりまできて圧迫される
- 胎動を激しく感じるようになる
注意点
お腹がますます大きくなることや激しい胎動により、妊娠中期の症状がさらに強まる可能性があります。
こちらの記事参照 ☞ 安定期の身体の変化と注意点【妊娠中期】
さらに・・・
睡眠不足
お腹が大きいため、楽な体勢が取りずらい。夜中の胎動が激しい、トイレが近くなることから睡眠が十分に取れない場合があります。抱き枕やクッションを使って自分が楽な体勢を探してみましょう。お昼寝も取り入れて良いでしょう。
疲れやすい
安定期よりも疲れやすくなっています。散歩等、身体を動かすことは必要ですが、無理しないように注意して下さい。
転倒
足元が見えず、階段はかなり危険です。歩きやすい靴を履くようにして、細心の注意を払いながらゆっくり歩きましょう。
前駆陣痛
分娩につながらない陣痛のような痛みのことで、妊娠後期(稀に中期)でみられる場合があります。 子宮の筋肉が収縮することが原因として引き起こされ、お腹の張りや生理痛のような痛みとして自覚されます。正常の妊娠経過でも生じる反応であるため過度に心配をする必要はありません。前駆陣痛なのか、早期陣痛なのかわからず不安になってしまうと思いますが、違いがあります。
- 前駆陣痛の痛みは本格的な陣痛と比べるとそれほど強くない
- 陣痛の痛みは時間経過とともに増強しますが、前駆陣痛はどんどんと強くなることは基本的にはない
- 陣痛の痛みは2分程度続くが、前駆陣痛は短いです。
- 前駆陣痛の生じるタイミングも不規則であり、陣痛のように定期的に数分おきに生じるものではない
- 前駆陣痛は安静を保っていると次第におさまります
持続時間が長い、痛みがどんどんと増強する、痛みの持続時間が長い、膣から出血がみられるなどの症状がある際には、病院へ連絡しましょう。